SoundCloud(+iPhone)がアマチュアミュージシャンにもたらしたもの

数年前まではMyspaceを筆頭に(或いは音楽SNSという名の)試聴サイトが溢れかえっていました。

今では「SoundCloud」
がその大部分を駆逐しましたが、しかしリスナー視点に立って考えると試聴サイトとしての役割は他のものと大して変わりません。
ご多分に漏れずSNSと銘打っていますが、後述の曲中コメント機能を除けば特別に面白い、目新しい何かが出来るわけでもありません。Myspaceをはじめユーザーのプレイリストをシェアできるものは以前からありましたし、audioleafのようにプレイヤーを他のサイトに埋め込めるものも珍しくないのはご存知の通りです。

しかしSoundCloudは現在のところ、その手の試聴サイト(とあえて言う)の中で圧倒的に勝利しているように思えます。なぜでしょうか。おそらく答えは「各種機能が、音楽の作り手側目線で用意されていること」 だと思います。
SNSとして考えるなら「リスナーにとっての面白さ」が必要と思いますが、試聴サイトとしてなら、リスナーにとって以上に「ミュージシャンにとって使いやすい」ことが非常に大事です。そもそも曲をアップロードするのにも一苦労、というのではコンテンツが集まらないのですから。

現在サイト内はすべて英語で書かれていますが、インターフェイスはシンプルなので英語が分からない人でも直感的に「たぶんこれじゃね?」ぐらいのつもりで操作すればだいたいのことはできる…と思います。
では機能の一部とその良さについてざっと見ていきましょう。

まず対応しているファイルの形式が多いです。

現在 AIFF, WAVE, FLAC, OGG, MP2, MP3, AACが対応しており、手軽なMP3で上げるもよし、WAVEやFLACで少しでも音質にこだわるもよし。
そしてファイルの形式、トラック数を問わず合計で2時間(課金で延長可能)というのも良いアイディアだと思います。もしファイルの重さでトラック数が左右される仕様だったら、プロ・アマ問わず音質に対し神経質な人には敬遠されてしまったかもしれません。

また、「TASCAM iM2」
のようなマイクがあればiPhoneでステレオ録音したスタジオ音源を直接アップロードすることもできます。これがアマチュアミュージシャンにとっては非常に便利です。当然ながら、昔(人によっては今も?)のようにスタジオ録音したMDをロビーで何度もダビングする手間も必要ありません。
なおこのマイクは amazonで新品が5000円弱、場所によってはこれの貸し出しをするリハーサルスタジオもあるようです。
(注・iPhone5では別途変換アダプタが必要)

さらに音源制作アプリ・「garageband」 (参考リンク「iphoneは楽器です」-解説ブログ)
と組み合わせれば、iPadなりiPhoneなりでざっくり曲の大枠を作り、アプリからそのまま直接soundcloudにアップロードすることもできます。バンドであれば、非公開設定にした後メンバー内でシェアすることでいちいちデモをCDに焼いてスタジオに持って行く手間もいりません。
ちなみにギターやベースを入力する際には当然ながら変換プラグが必要になります。僕が使っているのはiRigという物ですが、どうも偽物が多く出回っているらしいので関連リンクを貼っておきます。
【IK Multimedia iRigレビュー!本物と偽物を徹底比較!】

バンドで活用する場合、さらに特筆すべきが先述の曲中コメント機能です。これは曲中の特定のポイントを秒単位で指定してコメントをつけるもので、リスナーとして使用する際には「(その曲の)この部分クールだね!」というような気軽なコメントをできます。といっても、こう書いただけでは何がどう便利なのかはピンとこないかもしれません。
しかしバンドでこれを活用すると、やはり非公開設定でアップロードしたデモやスタジオ音源に対し、他メンバーにコードの指定や、パート毎のアレンジをする上でざっくりした指示や要求を書き込むなどの使い方が考えられます。それを元に、メンバー同士が事前にメッセージを送って打ち合わせしておけば、いざスタジオに入ったとき曲を覚えてもらうために繰り返し説明する手間も省けます。
これは実際にやってみると衝撃的に便利なのでぜひ試して欲しいです。

ここまで読んで、以前からDTMをやってきたような人にとっては大部分が「何を今更」かもしれませんが、何にも増して重要なのは「使おうと思ったときにすぐ使える」ことです。先述のマイクや変換プラグも大してかさばるものではないし、なんといっても本体がiPhone(iPad)です。
ここで紹介したものに煩雑な環境設定は必要なく、iPhoneアプリを購入できる程度のコンピュータ知識があれば充分使えます。使用するのに専門知識の勉強がほぼいらない、ということの意味は言うまでもないでしょう。

という具合に、非常にお手軽ながら、これまでアマチュアミュージシャンが直面してきた数々の面倒をSoundCloudとiPhoneの組み合わせは解消してくれます。もしあなたがアマチュア/インディミュージシャンでAndroidユーザーだというなら、この組み合わせを試すためだけにiPhoneに乗り換える価値があると個人的には思っています。なおiPhoneアプリ版 SoundCloud はこちら。

今回あらためて自分で読み返してみても完全に広告記事ですが便利なのは本当ですよ。
なおSoundCloudについてこれ以上の詳細を知りたい、またはどうしても英語が無理な方はこちらを参照してください。【SoundCloudの使い方wiki】

次回のトピックはいくつか候補がありますがまだ未定です。

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